え~


実は、ひょんな事から、私設劇団員の方と知り合いになり、全くの演劇素人、そして話の作り方素人の状態で、ちょっとシナリオと言うかそういうのを書いてみました。

タイトルは「シェアハウス」。なんかデジャヴ感が付きまとうタイトルですが、6人の男女(社会人2人、大学生4人)が織り成す話にしてみました。

また忌憚の無いご意見を頂ければと思います。




以下登場人物↓


田中麗子・・・あだ名は「レンコ」か「レンコン」。太っていて見た目に相当にコンプレックスがある。それに対して攻撃的になったり卑屈になったりする。基本的に謝らない性格で、勝気。22歳の私大の経営学部四年生。東京の中堅証券会社に内定をもらっている。地元は長野県。高校卒業からシェアハウス「ラクダの馬車」で暮らしている。



竹村桐子・・・あだ名は「キリコ」「キリ姉」。身長が高くスラっとしているサバサバ系美人。面倒見が良いが、お節介が過ぎてしまうのが玉に傷。ラクダの馬車を経営管理している「スマートエステート」に勤務している28歳。独身で結婚にも興味がない。仕事が大好きで、何故か管理会社の社員なのにラクダの馬車で暮らしている。地元は千葉県。



高木ひなの・・・あだ名は「ひなぴょん」。どういう訳か大学4年から実家から離れてラクダの馬車で暮らす事になる。癒し系の森ガールみたいな見た目。顔は整っている方、どちらかと言うと引っ込み思案。ただ過去に心の傷があり、そこが・・・地元は東京都立川市。私大の経済学部4年




道定国行・・・あだ名は「ドーテー」。女性経験が少ない事を自虐的に言う男。一人称は「童貞」。東京大学を落ちたことに未だにコンプレックスを持っており、有名私学のW大学に行っているが、まだそのコンプレックスから解き放たれていない。W大学理工学部4年。地元は愛知。自動車関連の会社に内定が出ていて卒業後は地元に戻る予定。彼もレンコ同様1年からラクダの馬車で暮らしている。




峯翔太・・・あだ名は「みねっち」。東京大学法学部4年生。イケメンでスポーツも出来るいわゆる「完璧超人」。ただキリコからすれば、勉強は出来るけど人の気持ちには鈍感な子。東大生だからみたいな言われ方をすると怒る。人を見下したりせず誰とでも接する上、エリートな事に鼻をかけたりしない男。一度コンパで「東大生」と言われ紹介されたら、女性たちが急に態度を変えたことに対して、世の女性に対し若干だが軽蔑の気持ちを持っている。実は奥手でまだ交際経験がない。地元は静岡県。1年からラクダの馬車で暮らしている。卒業後は業界最大手の東京の商社に内定が決まっている。




黒澤啓二・・・あだ名はない。黒澤さんと呼ばれているが、正直彼のことはあんまり知られていない。年齢は恐く30代後半。朝早く出て夜遅く帰ってきて、たまにスーツを着こなしていたりする謎の男。独特の世界感が有り、近寄りがたい雰囲気がある。いつもは髪はボサボサで無精ひげ。基本的には無口。6年前の建築された時からラクダの馬車で住んでいる。何故彼がこの年齢でわざわざシェアハウスで住んでいるのか誰も知らない。




ラクダの馬車・・・中野坂上の駅から徒歩5分県内にあるシェアハウス。そこに6人が住んでいる。不動産会社の「スマートエステート」が管理している。




ここは、東京都内にある不動産会社の「スマートエステート」 そこに女子大生の高木ひなのが、部屋探しに来ることから物語は始まります・・・・


ひなの「あの・・・すいません」

女性店員「はい。いらっしゃいませ。」

ひなの「あの・・・部屋探してるんですけど・・・」

女性店員「初めまして。スマートエステートの竹村と申します。」(名刺を出す)

ひなの「あ・・はじめまして。高木と言います。」

竹村「高木様。今後は私、竹村が高木様のお部屋探しのお世話をさせて頂きます。」

ひなの「あ・・こちらこそよろしくお願いします」

竹村「まずはじめに、高木様はどちらでお部屋をお探しでしょうか?」

ひなの「学校が丸ノ内線にあるので。出来たら丸ノ内線の駅から歩いていけるところが良いんですけど・・・」

竹村「ご予算とかございますか?」

ひなの「出来れば安いほうで・・・トータルで7万くらいまでかな?有りますか?」

竹村「えぇっと・・・ちょっと検索しますので少々お待ちください。所で高木様、お引越し理由をお聞かせ願えないでしょうか?」

ひなの「!!!!!・・・いえ・・・あの・・・・其の辺は・・すいません。」

竹村「誠に申し訳ございませんが、オーナー様にも理由は言わなくてはいけませんので、お答えにくい部分は有るかと思いますが、もし宜しければ話せる範囲でお聞かせ願えないでしょうか?」

ひなの「実は家庭内でゴタゴタしてて・・それで一人で暮らそうかなと。」

竹村「そうですか。分かりました。ありがとうございます。こちらにお客様カードをご記入頂けないでしょうか?」

ひなの「あ・・はい・・・」

竹村「高木様は4年生なんですね?えぇっと・・・何故またこの時期に?」

ひなの「すいません。あの・・・実は答えにくいことなんですが・・・」(ひなの、竹村に家庭内の事情を言う)

竹村「そうですか・・・申し訳ありません。お答えしづらい事を聞いてしまいまして。分かりました。そういう詳しいご事情はあまりオーナー様にも言わない方が良いですね。分かりました。引越し理由は私で何とか、ぼかしてオーナー様にご報告致します。」

ひなの「あ・・そうしてもらえると助かります!!!」

竹村「えぇっと・・・あ。これいいな。高木様・・シェアハウスは抵抗ございますか?」

ひなの「うーん・・・ずっと実家暮らしだったので正直な所、想像が出来ません。」

竹村「そうですか。私がご紹介したいのは中野坂上駅から徒歩5分にあるシェアハウスです。入居しているのは大学4年生の子が多いので、きっと高木様もすぐに馴染めると思いますよ。家賃もトータルで6万円台ですし。」

ひなの「へぇ・・・」

竹村「今から空室が1室ございますので見に行きますか?」

ひなの「え?今から良いんですか?」

竹村「はい。それでは行きましょう。」

ひなの「分かりました。」



そしてシェアハウス「ラクダの馬車」へ。

ひなの「わぁ・・思ったよりも素敵ですね。まだ新しい!」

竹村「こちらはまだ築6年で、中の内装もキレイにしてあります。住んでいる方も今5名居まして、大学4年生が3人と、それから社会人の方が2名ですね。」

ひなの「あ・・キッチン広い!!!」

竹村「高木様は、ご自分で料理とかされるんですか?」

ひなの「はい!!凄い。三口コンロだ!シンクも大きいし。」

竹村「お気に召しましたでしょうか?」

ひなの「良いです!ここ!ここにします!」

竹村「高木様に喜んでいただいて恐縮です。それでは事務所に戻り、お申し込み手続きを・・・」


そこから竹村の手続きの元、契約が進み、入居の日を迎えた。















ラクダの馬車入居の日

そこには、ぽっちゃりした女性が。


ひなの「あ・・こんにちは。今日からお世話になる高木ひなのです。」

女性「あぁ。キリ姉から聞いてるよ。ふーん・・あんたなんだ」

ひなの「あの・・お名前聞いても良いですか?」

女性「私は田中麗子。麗しい子とかいて麗子。こんなブスでも麗子って名前は残酷だよね。親ももうちょっと考えてから名前考えろよっての。みんなからは「レンコ」って呼ばれてるよ。」

ひなの「レンコさん。初めまして。あの・・・キリ姉って誰ですか?」

レンコ「あぁ。キリ姉じゃ分かんないか。スマートエステートの・・えぇっと苗字なんつったかなぁ・・キリ姉・・・」

ひなの「ひょっとして竹村さん?」

レンコ「あぁ。そうそう。一応ラクダの馬車の管理担当者はキリ姉だから、なんか部屋の設備に問題とか出たらキリ姉に言えば対応してくれるから。所であんたいくつ?」

ひなの「22歳です。4年生です。」

レンコ「なんだタメじゃん。なんだよ。最初っから言ってくれれば良いのに。私も22だから敬語使わなくても良いよ別に。じゃ・・あんたをこれから「ひなの」って呼んで良い?」

ひなの「あ・・・どうぞ。」

レンコ「ひなの。初めまして。所であんた料理とか出来る?」

ひなの「まぁ・・そんな手の込んだものとかは出来ないけど・・・」

レンコ「ふーん・・所であんた可愛いよね。」
ひなの「そんな事は無いと・・・」

レンコ「良いよね。本当に美人さんは。人生今まで楽勝だったっしょ?」

ひなの「本当にそんな事は・・・」

レンコ「はい!上から目線の謙遜出ました!!!逆に嫌味だよね。そこまで謙遜されるとさ。」

ひなの・・・心の声(何?この図々しい人???腹立つなぁ!)


そこで何故かスマートエステートの竹村が来る。

竹村「ただいま。」

ひなの「え?何で竹村さんがここに???」

レンコ「あぁ。キリ姉お帰り。」

竹村「レンコ、挨拶すんだ?」

レンコ「この、ひなのって子、ちょっと生意気なんですけど!!!何か可愛いくせに、私そうでもないとか上から目線で言うんだよね。」

竹村「あのねぇ・・・レンコ・・どうしてあんたって、可愛い子見るとそうやって攻撃的になるのかなぁ。ダメだよ。これはあんたが悪いよ。」

レンコ「はぁ?何?キリ姉は、4年も付き合いがある私より、この子を味方するんだ!!はぁどうせブスの私には味方はいませんよーだ。」

竹村「(深い溜息)・・別に私は、間違っていることは間違っているというし、誰の味方もしないよ。こんにちは。高木さん・・えぇっと・・ここからはもう仕事モード外して良いよね?実は私もここの住人なの。」

ひなの「え?!!!!!」


竹村「じゃ、改めて初めまして。竹村桐子です。みんなからはキリ姉とかキリコって呼ばれてる。なんか困ったことがあったら私に言ってもらって良いからね。こういうレンコみたいなメンドくさい女子に絡まれた時も助けてあげるから。」

レンコ「メンドくさい言うなーーーー!!!!」

ひなの「じゃぁ社会人が二人って・・一人は竹村さん?」

キリコ「そういう事。良いよ。キリコって呼んでもらっても」

ひなの「じゃ、キリコさん。これからも宜しくお願いします。」

キリコ「じゃ、私もひなのちゃんで良いかな?」

ひなの「はい!!!」

そこにメガネをかけた男が帰ってくる

男「ただ今・・あれ?その麗しいご婦人が新しい入居者の方かな?」

レンコ「うわ。私よりめんどくせー奴が来た。」

ひなの「こんにちは。高木ひなのと申します。」

男「いかんいかん。貴女みたいな美しい人は童貞には刺激が強すぎる!!!」

ひなの「え????」心の声(この人ちょっとキモいかも・・・)

キリコ「あのさ、国行君さぁ、いきなりそんな事言うと、引かれちゃうよ?ごめんね。ひなのちゃん。この子ちょっと変わってるの。」

男「キリコさん・・童貞が変わってるですと??それはキリコさん、あなた今の発言で全世界の童貞を敵に回しましたよ。」

レンコ「はぁ・・マジうぜぇ。こいつ。」



・・・以下②に続きます。

コメント

アミ
2019年3月7日14:56

シナリオを書くなんて…。
凄いです!

柳
2019年3月8日9:40

>アミさん
こうやって晒すのも恥ずかしいものですね
柳

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