ローンが払えなくなると、一体全体どうなるの?
2019年2月11日 日常え~・・・今日はふざけた話でなく、不動産屋らしく?真面目なお話です。
このお仕事をしていますと、住宅ローンを取り扱います。そしてほとんどのお客様が20年だか30年でローンを利用されるわけです。
ただ、意外と皆さん知らないのが「住宅ローンが払えなくなるとどうなるか」です。
実は、前職でそういうローンが払えなくなってしまったお客様のお世話をした事が何度も何度もございます。
失職したり・・・雇用形態が変わってしまったりと、色々と事情がございますが、当然のようにローンが払えなくなったお客様で、明るい表情をされている方はお一人も居なかったです。
まず、ローンの支払いが滞ると、銀行が焦って督促を出しまくります。そしてじゃんじゃん電話もなります。
それでも無視して支払っていないでいると、ついに最後通告で(大体3ヶ月後)、「期限の喪失」をのお知らせが来ます。
期限の喪失とは、平たく言うと「もう貴方がローンで月額分割して支払うのは不可能になりました。この日までに一括で返してください。」と言う通知です。
もちろんローンが払えない人が、一括で残りの借金(ローン)を支払える訳が有りません。
そうすると、銀行がこの、借金(ローン)を他の会社に回すわけです。(もう銀行じゃ手に負えないって訳ですね)
・・・って借金は、借入している人の意思に関係なく自由に売買出来る訳で、この借金を債権回収機構(サービサー)と言う所に回します。
(ただ、この債権回収機構も、メガバンクですと結局は関連子会社だったりする訳ですが)
その債権回収機構に回ると、まずこんな提案をしてきます。
債権回収機構「貴方の住宅ローンは残り3000万だけど、今の査定だと2000万くらいでしか売れないから、とにかく2000万円で売り切って、それでとにかく3000万のうち2000万は返せ」と。
ちなみに、住宅ローンを組むと、大体お家には「抵当権」と言う権利がくっついてきます。(まぁ簡単に言えば担保です)。その抵当権を3000万円の借金だけど、2000万円で外してあげるという意味合いです。
(抵当権を解除しないと、買い手は絶対買ってくれません。抵当権がくっついたまな、買ってしまうと抵当権が設定している人が競売にかけれてしまって、そこで競売にかけるとまた所有者が変わってしまうからです。)
その手の売却は、世間では「任意売却」と言っています。そして任意売却して、上手く買い手が見つかれば、それで売却出来るわけですが、もちろん家から出ていかなければなりません。
そして3000万円の借金で2000万円で売ってしまうので、残りの1000万円は、もちろん支払っていかなければならない訳です。
そこで「自己破産」と言う手続を取ると、その1000万円は免除されるわけですが、その場合弁護士費用が30万円くらいかかるんです。(多分自力で自己破産の手続きをするのが無理)
しかし、任意売却でも売れないとなると。そうすると「競売」になって行くわけです。
ちなみに競売を主導しているのが「裁判所」で、競売に移行すると、謄本にもばっちり「競売開始決定」と打たれて、調査機関や入札期間を合わせて1年くらいかけて落札者を決めるんです。
(その1年間はただで自分の家に住める訳ですが・・・)
そして競売で例えば1700万円で落札されると、3000万円の借金から残りの1300万円の借金が残り、その残りの1300万円を債権回収機構から「分割でもいいから払え」と言う話になります。
もちろん落札されたら、出ていかなければならず、あんまり粘ると落札者から「強制執行手続き」と言うのを取られてしまい、強制的に退去する訳です。
ちなみに、家が売却されたあとの最後に残った借金は、銀行からすればいわゆる「不良債権」です。
銀行は非常にこの「不良債権」と言うものを嫌います。
銀行からすれば、帰ってくることも期待してない訳ですから、正直な事を言えば、「自己破産」でもして、損失計上して借金を無くしたいと言うのが本音なんです。
そして、もちろんこういう事態になってしまうと、ブラックリストに載ってしまうので、もう10年くらいはカードローンも、ましてや住宅ローンも使えなくなります。
それから「官報」と言う情報に名前が載るわけですが、ただ誰もそんなもん見てないので、別に周りに言わなければ、別に普通に破産歴はバレずに生活は送れます。
カードローンが使えない意外は正直ペナルティらしいペナルティも無いです。
で、いちばん皆さん気にされるのが、「家族に迷惑がかかるんじゃないか」って事です。
ただローンが返せなくなるのは、皆さん誤解していますが、別に「犯罪」でも何でも有りませんし、それに連帯保証人になってなければ、別にお子さんに影響も有る訳も無いので、自己破産して家を売る羽目になったとしても、お子さんは普通にローンも組めるしカードローンも組めます。
だから、法的には「家族には影響はない」と言い切っても良いんです。
以上・・・・駄文失礼しました。
このお仕事をしていますと、住宅ローンを取り扱います。そしてほとんどのお客様が20年だか30年でローンを利用されるわけです。
ただ、意外と皆さん知らないのが「住宅ローンが払えなくなるとどうなるか」です。
実は、前職でそういうローンが払えなくなってしまったお客様のお世話をした事が何度も何度もございます。
失職したり・・・雇用形態が変わってしまったりと、色々と事情がございますが、当然のようにローンが払えなくなったお客様で、明るい表情をされている方はお一人も居なかったです。
まず、ローンの支払いが滞ると、銀行が焦って督促を出しまくります。そしてじゃんじゃん電話もなります。
それでも無視して支払っていないでいると、ついに最後通告で(大体3ヶ月後)、「期限の喪失」をのお知らせが来ます。
期限の喪失とは、平たく言うと「もう貴方がローンで月額分割して支払うのは不可能になりました。この日までに一括で返してください。」と言う通知です。
もちろんローンが払えない人が、一括で残りの借金(ローン)を支払える訳が有りません。
そうすると、銀行がこの、借金(ローン)を他の会社に回すわけです。(もう銀行じゃ手に負えないって訳ですね)
・・・って借金は、借入している人の意思に関係なく自由に売買出来る訳で、この借金を債権回収機構(サービサー)と言う所に回します。
(ただ、この債権回収機構も、メガバンクですと結局は関連子会社だったりする訳ですが)
その債権回収機構に回ると、まずこんな提案をしてきます。
債権回収機構「貴方の住宅ローンは残り3000万だけど、今の査定だと2000万くらいでしか売れないから、とにかく2000万円で売り切って、それでとにかく3000万のうち2000万は返せ」と。
ちなみに、住宅ローンを組むと、大体お家には「抵当権」と言う権利がくっついてきます。(まぁ簡単に言えば担保です)。その抵当権を3000万円の借金だけど、2000万円で外してあげるという意味合いです。
(抵当権を解除しないと、買い手は絶対買ってくれません。抵当権がくっついたまな、買ってしまうと抵当権が設定している人が競売にかけれてしまって、そこで競売にかけるとまた所有者が変わってしまうからです。)
その手の売却は、世間では「任意売却」と言っています。そして任意売却して、上手く買い手が見つかれば、それで売却出来るわけですが、もちろん家から出ていかなければなりません。
そして3000万円の借金で2000万円で売ってしまうので、残りの1000万円は、もちろん支払っていかなければならない訳です。
そこで「自己破産」と言う手続を取ると、その1000万円は免除されるわけですが、その場合弁護士費用が30万円くらいかかるんです。(多分自力で自己破産の手続きをするのが無理)
しかし、任意売却でも売れないとなると。そうすると「競売」になって行くわけです。
ちなみに競売を主導しているのが「裁判所」で、競売に移行すると、謄本にもばっちり「競売開始決定」と打たれて、調査機関や入札期間を合わせて1年くらいかけて落札者を決めるんです。
(その1年間はただで自分の家に住める訳ですが・・・)
そして競売で例えば1700万円で落札されると、3000万円の借金から残りの1300万円の借金が残り、その残りの1300万円を債権回収機構から「分割でもいいから払え」と言う話になります。
もちろん落札されたら、出ていかなければならず、あんまり粘ると落札者から「強制執行手続き」と言うのを取られてしまい、強制的に退去する訳です。
ちなみに、家が売却されたあとの最後に残った借金は、銀行からすればいわゆる「不良債権」です。
銀行は非常にこの「不良債権」と言うものを嫌います。
銀行からすれば、帰ってくることも期待してない訳ですから、正直な事を言えば、「自己破産」でもして、損失計上して借金を無くしたいと言うのが本音なんです。
そして、もちろんこういう事態になってしまうと、ブラックリストに載ってしまうので、もう10年くらいはカードローンも、ましてや住宅ローンも使えなくなります。
それから「官報」と言う情報に名前が載るわけですが、ただ誰もそんなもん見てないので、別に周りに言わなければ、別に普通に破産歴はバレずに生活は送れます。
カードローンが使えない意外は正直ペナルティらしいペナルティも無いです。
で、いちばん皆さん気にされるのが、「家族に迷惑がかかるんじゃないか」って事です。
ただローンが返せなくなるのは、皆さん誤解していますが、別に「犯罪」でも何でも有りませんし、それに連帯保証人になってなければ、別にお子さんに影響も有る訳も無いので、自己破産して家を売る羽目になったとしても、お子さんは普通にローンも組めるしカードローンも組めます。
だから、法的には「家族には影響はない」と言い切っても良いんです。
以上・・・・駄文失礼しました。
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