日本が国際捕鯨委員会(IWC)から脱退するそうです。
反捕鯨国からは非難が集まりそうですが、政治的・思想的な発言はここでは止めておきます(笑)
さて、このIWCですが、「捕鯨はんたーい」みたいな国際的な団体かと思いきや、実は国際捕鯨条約に基づいてきちんと「計画的にきちんと捕鯨しようぜ」ってコンセプトで作られていて、発足当時は「捕鯨支持国」しか加盟してなかったそうです。(昔は鯨油目的の捕獲をやりすぎてその反省から立ち上げたっぽいですが)
ただ、それから1970年代からの反捕鯨国の活動が活発になり(何で世界中が反捕鯨になったか理由は分かりませんが)、主にアメリカやオーストラリアが反捕鯨国を積極的にナンパして、同時に日本も捕鯨さんせいな国を積極的にナンパして、今のような泥仕合になっているそうですね。(とていっても、鯨油目的でアメリカもオーストラリアも昔捕鯨しまくってたんですが・・・ペリーの日本来航も捕鯨が目的だったと言う説も有ります)
ちなみにウィキペディア先生に載っていたIWCの参加国の中で捕鯨国と反捕鯨国リストです。これ見ると意外と「捕鯨支持国」が多いですね!!!
。
アジア:10 (捕鯨支持6、中間派2、反捕鯨2)
捕鯨支持:日本、カンボジア、モンゴル、ラオス、ロシア、韓国
中間派:オマーン、中国
反捕鯨:イスラエル、インド
アフリカ:18 (捕鯨支持16、反捕鯨2)
捕鯨支持:エリトリア、ガーナ、ガボン、カメルーン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、コートジボワール、コンゴ民主共和国、セネガル、タンザニア、トーゴ、ベナン、マリ、モーリタニア、モロッコ
反捕鯨:ケニア、南アフリカ
オセアニア:8 (捕鯨支持5、反捕鯨3)
捕鯨支持:ツバル、パラオ、キリバス、ナウル、マーシャル諸島
反捕鯨:オーストラリア、ニュージーランド、ソロモン諸島[8]
ヨーロッパ:31 (捕鯨支持2、中間派1、反捕鯨28)
捕鯨支持:アイスランド、ノルウェー
中間派:デンマーク
反捕鯨:アイルランド、イギリス、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、クロアチア、サンマリノ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、ドイツ、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、モナコ、リトアニア、ルクセンブルク、ルーマニア
北アメリカ:1 (反捕鯨1)
反捕鯨:アメリカ合衆国
カリブ諸国:6 (捕鯨支持5、不明1)
捕鯨支持:アンティグア・バーブーダ、グレナダ、セントヴィンセント・グレナディーン、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア
不明:ドミニカ国[9]
中央・南アメリカ:15 (捕鯨支持1、反捕鯨14)
捕鯨支持:スリナム
反捕鯨:アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、チリ、ドミニカ共和国、ニカラグア、パナマ、ブラジル、ベリーズ、ペルー、メキシコ
何というか、アメリカ・ヨーロッパは露骨に「反捕鯨」ですが、アジアやアフリカは圧倒的に「捕鯨支持」だったんですね。(まぁアフリカ諸国は日本がナンパした国々なんでしょうけど・・・)
これ見ると、アジアも捕鯨支持だし、特段日本だけ孤立するような雰囲気でもないような・・・ IWCって、反捕鯨国の集まりかと勝手に思い込んでいましたが、意外や意外こんな結果でした。
ちなみに捕鯨支持国のアメリカ・ヨーロッパ勢では既にカナダは脱退しているそうで、思ったよりも捕鯨がタブーでも無いような。
ちなみに今、日本の食卓に上がっているのは、ほとんどが南極海で捕れた調査捕鯨用のミンク鯨だそうです。
で、この間、国際司法裁判で日本の南極海の調査捕鯨が禁止されたみたいで、それで今回のような日本はIWC脱退と言う措置を取ったわけです。
それによれば、日本は南極海では捕鯨は一切できませんが、脱退することにより、日本沿岸や排他的水域(どこの国の海域でもない海ですね!)で捕鯨が出来るようになるそうです。
ちなみに、オーストラリアは反捕鯨国としての急先鋒みたいに思われがちですが、生理的に捕鯨を嫌がってたと言うよりも、どうも嫌だったのは「南極海と言うか自分の領海の近くで捕鯨されていること」だったみたいで(国防上も嫌だったかも)
しかもオーストラリアではホエールウォッチングが観光の目玉なので、結局オーストラリア政府としては日本の捕鯨が嫌というよりも「自分とこの近くで調査目的で捕鯨されているのが嫌」と言うのが本音みたいです。
(まぁそういう目的だったんでしょうけど、それに国民感情を思い切り利用してる感は有りますが)
まぁこれで日本の食卓にクジラさんが出る幕が増えるかどうかは甚だ疑問ですが。
ちなみにクジラ料理は何度か口にしたことは有りますが、名古屋の「下之一色」さんで食べた鯨の刺身が絶品でした。
表現するなら「歯ごたえのするマグロの大トロ」ですかね、
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230105/23000530/ (食べログのページ)
そしてこれから日本が沿岸で多く取るであろうミンク鯨ですが、別に動物の「ミンク」とは一切関係はないそうで。
ミンク鯨の語源ですが、大昔に、西洋人の漁船が航海してた時に、そのクルーの慌てんぼうのマインケさんと言う方が、ミンク鯨の群れを見て「シロナガス鯨だぁ!船と衝突したら沈没するぞ!!!」と慌てたそうです。
それを見て、仲間の船員さんが「お前さ・・・あんな小型の鯨に衝突して船が沈没する訳ねーだろ」と言われ、船の上は大笑いになったそうで、そしてミンク鯨を見かけるたびに「お!マインケが大騒ぎしてたあの鯨だぞ!!」「マジでうけんだけどwwwww」みたいな感じで、慌てんぼうのマインケさんは散々いじられたそうです。以降「マインケの鯨」と言う意味で「ミンク鯨」が定着したそうです。(マインケさんも未来永劫名前が残ってよかったね)
反捕鯨国からは非難が集まりそうですが、政治的・思想的な発言はここでは止めておきます(笑)
さて、このIWCですが、「捕鯨はんたーい」みたいな国際的な団体かと思いきや、実は国際捕鯨条約に基づいてきちんと「計画的にきちんと捕鯨しようぜ」ってコンセプトで作られていて、発足当時は「捕鯨支持国」しか加盟してなかったそうです。(昔は鯨油目的の捕獲をやりすぎてその反省から立ち上げたっぽいですが)
ただ、それから1970年代からの反捕鯨国の活動が活発になり(何で世界中が反捕鯨になったか理由は分かりませんが)、主にアメリカやオーストラリアが反捕鯨国を積極的にナンパして、同時に日本も捕鯨さんせいな国を積極的にナンパして、今のような泥仕合になっているそうですね。(とていっても、鯨油目的でアメリカもオーストラリアも昔捕鯨しまくってたんですが・・・ペリーの日本来航も捕鯨が目的だったと言う説も有ります)
ちなみにウィキペディア先生に載っていたIWCの参加国の中で捕鯨国と反捕鯨国リストです。これ見ると意外と「捕鯨支持国」が多いですね!!!
。
アジア:10 (捕鯨支持6、中間派2、反捕鯨2)
捕鯨支持:日本、カンボジア、モンゴル、ラオス、ロシア、韓国
中間派:オマーン、中国
反捕鯨:イスラエル、インド
アフリカ:18 (捕鯨支持16、反捕鯨2)
捕鯨支持:エリトリア、ガーナ、ガボン、カメルーン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、コートジボワール、コンゴ民主共和国、セネガル、タンザニア、トーゴ、ベナン、マリ、モーリタニア、モロッコ
反捕鯨:ケニア、南アフリカ
オセアニア:8 (捕鯨支持5、反捕鯨3)
捕鯨支持:ツバル、パラオ、キリバス、ナウル、マーシャル諸島
反捕鯨:オーストラリア、ニュージーランド、ソロモン諸島[8]
ヨーロッパ:31 (捕鯨支持2、中間派1、反捕鯨28)
捕鯨支持:アイスランド、ノルウェー
中間派:デンマーク
反捕鯨:アイルランド、イギリス、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、クロアチア、サンマリノ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、ドイツ、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、モナコ、リトアニア、ルクセンブルク、ルーマニア
北アメリカ:1 (反捕鯨1)
反捕鯨:アメリカ合衆国
カリブ諸国:6 (捕鯨支持5、不明1)
捕鯨支持:アンティグア・バーブーダ、グレナダ、セントヴィンセント・グレナディーン、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア
不明:ドミニカ国[9]
中央・南アメリカ:15 (捕鯨支持1、反捕鯨14)
捕鯨支持:スリナム
反捕鯨:アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、チリ、ドミニカ共和国、ニカラグア、パナマ、ブラジル、ベリーズ、ペルー、メキシコ
何というか、アメリカ・ヨーロッパは露骨に「反捕鯨」ですが、アジアやアフリカは圧倒的に「捕鯨支持」だったんですね。(まぁアフリカ諸国は日本がナンパした国々なんでしょうけど・・・)
これ見ると、アジアも捕鯨支持だし、特段日本だけ孤立するような雰囲気でもないような・・・ IWCって、反捕鯨国の集まりかと勝手に思い込んでいましたが、意外や意外こんな結果でした。
ちなみに捕鯨支持国のアメリカ・ヨーロッパ勢では既にカナダは脱退しているそうで、思ったよりも捕鯨がタブーでも無いような。
ちなみに今、日本の食卓に上がっているのは、ほとんどが南極海で捕れた調査捕鯨用のミンク鯨だそうです。
で、この間、国際司法裁判で日本の南極海の調査捕鯨が禁止されたみたいで、それで今回のような日本はIWC脱退と言う措置を取ったわけです。
それによれば、日本は南極海では捕鯨は一切できませんが、脱退することにより、日本沿岸や排他的水域(どこの国の海域でもない海ですね!)で捕鯨が出来るようになるそうです。
ちなみに、オーストラリアは反捕鯨国としての急先鋒みたいに思われがちですが、生理的に捕鯨を嫌がってたと言うよりも、どうも嫌だったのは「南極海と言うか自分の領海の近くで捕鯨されていること」だったみたいで(国防上も嫌だったかも)
しかもオーストラリアではホエールウォッチングが観光の目玉なので、結局オーストラリア政府としては日本の捕鯨が嫌というよりも「自分とこの近くで調査目的で捕鯨されているのが嫌」と言うのが本音みたいです。
(まぁそういう目的だったんでしょうけど、それに国民感情を思い切り利用してる感は有りますが)
まぁこれで日本の食卓にクジラさんが出る幕が増えるかどうかは甚だ疑問ですが。
ちなみにクジラ料理は何度か口にしたことは有りますが、名古屋の「下之一色」さんで食べた鯨の刺身が絶品でした。
表現するなら「歯ごたえのするマグロの大トロ」ですかね、
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230105/23000530/ (食べログのページ)
そしてこれから日本が沿岸で多く取るであろうミンク鯨ですが、別に動物の「ミンク」とは一切関係はないそうで。
ミンク鯨の語源ですが、大昔に、西洋人の漁船が航海してた時に、そのクルーの慌てんぼうのマインケさんと言う方が、ミンク鯨の群れを見て「シロナガス鯨だぁ!船と衝突したら沈没するぞ!!!」と慌てたそうです。
それを見て、仲間の船員さんが「お前さ・・・あんな小型の鯨に衝突して船が沈没する訳ねーだろ」と言われ、船の上は大笑いになったそうで、そしてミンク鯨を見かけるたびに「お!マインケが大騒ぎしてたあの鯨だぞ!!」「マジでうけんだけどwwwww」みたいな感じで、慌てんぼうのマインケさんは散々いじられたそうです。以降「マインケの鯨」と言う意味で「ミンク鯨」が定着したそうです。(マインケさんも未来永劫名前が残ってよかったね)
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