先日のジィさん(享年99)の、葬式の時、親戚の伯父さん(JA勤務)と話をした。


以前から不動産と農業との関わり合いに興味があって、色々と以前から聞きたいと思っていた所だったので、非常に興味深い話が出来た。




俺「伯父さん、僕以前から農業に興味があって」




伯父さん「ほう?なんや、農業でもやる気になったか?おまんも百姓になるかや?(笑)」



俺「いえ。あくまで不動産屋として関わろうと思って(笑)」



伯父さん「ほかほか。でも農業で不動産といえば農地か・・・農地はあかんぞぉ・・・ここ(岐阜県山間部)じゃ、お前、田んぼでも一坪3000円もいかんのやで。」




俺「でも、この先農地バブルって絶対起きると思うんですよ。」




伯父さん「最近、その手の話はそこらで聞くな。あれやろ?企業が農地の所有が許可されれば農地の値段が上がるって話やろ?」




俺「今だと、確か法人は、農地の賃貸借しか出来ないんですよね。」




伯父さん「農地を会社が所有するなら農業生産法人の許可を取らんとあかんのや。でもなかなかその要件を満たすのが難しいんや。」




俺「まぁ農協や農業委員会としてみれば、投機目的だとかに農地を使われては貯まったもんじゃないって訳ですね。だからそんな規制をかけてる・・と。」




伯父さん「でもここでもな、過疎化がすすんどって、農地を手放したい奴らはいくらでもおる」



俺「でも規制が厳しくて売り抜けない。」



伯父「そういうこっちゃ。しかも死んだジィさんの農地も、いくら親族といえど、農家じゃないんなら、相続すら出来んしなぁ。」




俺「なるほど・・・農地ってややこしいですね。」




伯父「本当は農家の奴らもこんな、規制があるもんで、農地なんて高くなる訳ないやろ?・・でも高く売りぬきたい。そんな思いがあるから、今の現状に歯ぎしりしとる人間も多いんや。」



俺「そう言えば火葬場まで、行く途中のバスから見てたんですけど、田んぼの半分位が、休耕してましたね。」



伯父「あぁ。あれは減反政策や。毎年ローテーションを決めて、この田んぼは今年やる、あの田んぼは来年やると決めて、出荷量を制限しとるんや。米が値崩れ起こさんようにな。」



俺「食料自給率が低いとか危機感煽っといて、それでいて減反政策って(笑)」



伯父「まぁこんなん可笑しな話やろな。他の人から見れば」



・・・




非常に勉強になりました。ありがとう伯父さん。

コメント

半島民
2012年9月19日19:55

百姓屋から言わせてもらうと全ての元凶は農協という名のヤクザと農地法ですよ

M
2012年9月19日23:29

リンクされていたようなので、相互といたしました。今後ともよろしくお願いします。

柳
2012年9月20日0:54

>半島民さん
もうJAはヤクザですか・・・


>Mさん
こちらこそよろしくお願いします
柳

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